乾燥ローヤルゼリーの特徴

水分だけを飛ばして保存性を高めた乾燥ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーの三つのタイプに分かれています。このうち「乾燥ローヤルゼリー」は、水分だけを飛ばして乾燥させて粉末状にしたものです。
主な生産方法は「冷凍乾燥法」です。フリーズドライ処理することで出来るだけ熱を加えずに乾燥させ、成分の破壊を最小限に抑えています。
乾燥ローヤルゼリーは生産効率が良くコストを抑えられるため、製品価格を低く設定することができます。また常温で日持ちするため、保存性や携帯性に優れています。
一方で加工を行うことで成分に変化が生じるため、活性が低下して生ローヤルゼリーほどの効果が期待できないというデメリットがあります。
乾燥ローヤルゼリーは厳しい品質管理を行っている信頼できるメーカーのものを選びましょう。

乾燥ローヤルゼリーの生産方法

乾燥ローヤルゼリーの定義

社団法人・全国ローヤルゼリー公正取引協議会では、乾燥ローヤルゼリーを「生ローヤルゼリーから水分だけを取り除いて粉末状にしたもの」と定義しています。
よって乾燥ローヤルゼリーの生産方法は特に決められておらず、各メーカーではさまざまな製法が採用されています。

最もポピュラーな冷凍乾燥法

今日最もポピュラーな製法は「冷凍乾燥法」です。ローヤルゼリーを真空になるまで減圧し、出来るだけ熱を加えずにフリーズドライ処理によって水分を飛ばし乾燥させます。
成分は変化しますが、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がほとんど破壊されずに残るというメリットがあります。
ローヤルゼリーには熱に弱いという欠点があります。生ローヤルゼリーを加熱して水分を蒸発させると、多くの成分が破壊されてローヤルゼリーの活性が失われてしまいます。
冷凍乾燥法はローヤルゼリーの品質を保つために開発された画期的な製法なのです。

酵素分解した乾燥ローヤルゼリー

一部のメーカーでは、フリーズドライ処理した後に、酵素でたんぱく質を分解した「酵素分解ローヤルゼリー」を生産しています。
たんぱく質は体のエネルギー源として必要不可欠ですが、体内に吸収されるまでに時間のかかる栄養素です。そのためごく稀にではありますが、たんぱく質の一部がアレルギー症状の原因になることが分かっています。
そこで酵素分解ローヤルゼリーは、たんぱく質を酵素の力でより小さなペプチド(※1)やアミノ酸に分解することで、体内での吸収性を高めています。
体に負担がかからないため、アレルギー発症のリスクを低く抑えられることが分かっています。とはいえたんぱく質を予め分解することで、「効果が低下するのでは?」と心配される方もいるでしょう。
ですがたんぱく質をそのまま摂っても小腸で消化酵素で分解されてから吸収されます。ですから予めたんぱく質を分解しても効果が低下する可能性は低いと考えられています。

(※1)アミノ酸が結合して短い鎖状に繋がったもの。

乾燥ローヤルゼリーのメリット

保存性に優れている

乾燥ローヤルゼリーは水分を飛ばすことで優れた保存性を実現しています。5℃以下での保存が求められる生ローヤルゼリーとは異なり、常温で保存することができます。
冷蔵庫で保存する必要がなく、直射日光と高温多湿を避ければどこで保管しても問題ありません。また熱の影響を受けにくいため、日持ちし賞味期限が長く設定されています。

関連記事:ローヤルゼリーの賞味期限

持ち歩きしやすい

常温で保存できる乾燥ローヤルゼリーは携帯性にも優れています。錠剤やカプセルタイプのサプリメントなら、嵩張らず気軽に持ち歩くことができます。仕事や旅行で家を開けることが多い方に適しています。

コストパフォーマンスに優れている

乾燥ローヤルゼリーは生ローヤルゼリーほどの厳しい品質管理が求められないため、生産効率が良く製品を大量に市場に供給することができます。
量産化によって生産コストを抑えることが可能です。さらに常温で保存できるため、輸送にかかるコストも最小限に抑えられます。
このため製品価格を低く設定することができ、コストパフォーマンスに優れています。お財布に優しく経済的な負担が軽いのがメリットです。

さまざまなタイプの製品がある

乾燥ローヤルゼリーは出来上がりにバラつきがなく均一に生産できるため、さまざまなタイプの製品に応用できます。
サプリメントのほかに、清涼飲料水、ゼリー、キャンディー、化粧品、シャンプーなどから選ぶことができます。

乾燥ローヤルゼリーのデメリット

製法によっては加熱処理によって成分が破壊される

乾燥ローヤルゼリーの製法はメーカーによって異なります。生ローヤルゼリーを加熱して水分を蒸発させる製法では、ビタミンやミネラルなど多くの成分が破壊されてしまいます。
また冷凍乾燥法であっても僅かに熱を加える工程が入ることがあり、この場合も一部の成分が破壊されてしまいます。
そこでメーカーによっては熱を一切加えずに冷風で乾燥させています。この加工方法なら熱による成分の破壊を防ぐことができます。

活性が低下しやすい

乾燥ローヤルゼリーは水分を飛ばす過程で成分に変化が生じます。もちろん冷凍技術の進歩により鮮度は保たれています。
水分を加えることでほぼ元の状態に復元されます。成分だけを比較すればそれほど見劣りしていません。
しかし、それでも生ローヤルゼリーの活性を保つことはできないのです。これはローヤルゼリーが本来持っている効果が期待できないということを意味しています。
フリーズドライ処理された乾燥ローヤルゼリーを水で戻してミツバチの幼虫に与えたところ、女王蜂を育てることができなかったという報告があります。(参考元1)

参考元1:効くローヤルゼリーにはワケがある! ローヤルゼリー特別取材班編著 史輝出版

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