便秘予防にローヤルゼリー
自律神経を整えて便秘を予防するローヤルゼリー
さまざまな効果効能を持つことで知られるローヤルゼリーは、整腸作用が期待されていて便秘予防に有効です。
ストレスや不規則な生活によって自律神経が乱れると便秘になることがあります。
自律神経は間脳(※1)の「視床下部」という場所でコントロールしています。
ローヤルゼリーには間脳の老化を抑制して、視床下部を活性化する働きが認められています。ローヤルゼリーによって自律神経が整えられると、「ぜん動運動」(※2)が促されて便通が改善します。仕事や人間関係で強いストレスを感じている方、不規則な生活を送っている方は、ローヤルゼリーを摂って便秘予防に繋げましょう。
(※1)脳の中心部に存在する大脳皮質で覆われた領域。
(※2)腸の平滑筋(へいかつきん)の力で食べ物を動かして直腸へ運ぶ現象。
自律神経の乱れが引き起こす便秘
交感神経が強く働きすぎると便秘になる
便秘の原因の一つに自律神経の乱れが挙げられます。食事で摂った食べ物はまず胃で大まかに消化されて、小腸で栄養素が分解されて吸収されます。残った食べかすは大腸に送られ、便が形成されてぜん動運動によって排泄されます。
腸と脳は自律神経で繋がり、腸の働きは脳がコントロールしています。
自律神経には「交感神経」(※3)と「副交感神経」(※4)があります。この二つの自律神経は腸の働きに大きな影響を与えます。
このうち交感神経が強く働きすぎるとぜん動運動が弱くなります。緊張状態が持続して便意を感じることができなくなり、便秘に繋がります。
(※3)緊張や興奮を感じたときに優位になる自律神経。
(※4)心身が落ち着いたときに優位になる自律神経。
ぜん動運動を活発にする副交感神経
一方の副交感神経にはぜん動運動を活発にする働きがあります。また副交感神経が優位になることで緊張状態から解放されるため、便意を感じやすくなります。
便秘を予防するためには、交感神経が強く働きすぎるのを抑えて、副交感神経の働きを高める必要があります。
自律神経を整えて便秘を予防するローヤルゼリー
自律神経を活性化するローヤルゼリー
強いストレスや不規則な生活、加齢などの影響で自律神経のバランスが乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えなくなります。
自律神経は間脳の視床下部という場所でコントロールしています。これまでの研究でローヤルゼリーを摂ると間脳の老化が抑制されることが分かっています。(参考元1)
この働きは体内のアセチルコリンがもたらしています。ローヤルゼリーにはアセチルコリンの材料であるコリンが含まれています。
アセチルコリンは自律神経系に大きく関与しています。ローヤルゼリーを摂ると視床下部が活性化されて、ストレスを弱めると考えられています。
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副交感神経の働きを高めて便秘を予防する
ローヤルゼリーによって自律神経が活性化されると、交感神経と副交感神経のバランスが改善されます。交感神経の働きが強すぎる場合は、副交感神経の働きが高まります。
1日の中で大きなぜん動運動は何回も起こりますが、最も大きなぜん動運動は朝起こります。ですからこのタイミングを逃すと、お通じが乱れて便秘に繋がることがあります。
とはいえ自律神経の働きが正常であれば、朝目覚めてからしばらくは副交感神経が優位な時間です。多くの人が朝に便意を感じるのはこのためです。
つまりローヤルゼリーによって副交感神経の働きが高まると、自然にお通じが来るようになり、便秘予防に繋がります。
ローヤルゼリーには腸内のビフィズス菌を増やすグルコン酸が含まれている
グルコン酸はブドウ糖が酸化するときに作られる有機酸です。ローヤルゼリーにははちみつの5倍ものグルコン酸が含まれています。摂取すると小腸でほとんど吸収されずに大腸に到達します。
これまでの研究でグルコン酸には、大腸に生息するビフィズス菌を増やす働きがあることが分かっています。
ビフィズス菌は腸内環境を整える善玉菌として知られています。酢酸を大量に生成して、腸内環境を悪化させる悪玉菌の増殖を抑制します。さらに酢酸にはぜん動運動を促す働きがあります。
ローヤルゼリーに含まれるグルコン酸によって腸内のビフィズス菌が増えると、腸内環境が整えられて便秘の予防に繋がります。成人女性15名に1日2gのグルコン酸を摂らせたところ、ビフィズス菌が有意に増加したという報告があります。(参考元2)
参考元1:効くローヤルゼリーにはワケがある! ローヤルゼリー特別取材班編著 史輝出版
参考元2:グルコン酸およびその塩類の特徴・機能について ミツバチ科学22(4):171-174