ローヤルゼリーの成長促進作用
ローヤルゼリーには成長促進作用が期待できる
ローヤルゼリーは体に必要な40種類以上の栄養素をバランス良く含んだ健康食品です。子どもの成長を促進する作用が期待できます。
私たちの体内では細胞分裂が繰り返され新しい細胞が生まれています。子どもは大人よりも細胞分裂が活発であり、毎日多くの細胞が作り出されることで、身長が伸びて体が大きくなります。
ローヤルゼリーにはたんぱく質やアミノ酸など細胞分裂に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。アミノ酸は体内で細胞を動かすエネルギー源として利用されます。
さらにローヤルゼリーに含まれるたんぱく質の半分以上を占めるアピシンには、細胞増殖を促す作用があることが分かっています。子どもの成長促進にローヤルゼリーを活用すると良いでしょう。
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ローヤルゼリーに含まれる成長促進作用を持つ成分
ローヤルゼリーにはたんぱく質、アミノ酸、ビタミンB群など成長促進作用を持つ成分が豊富に含まれています。
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たんぱく質
たんぱく質は健康な臓器や筋肉を作る材料として利用されます。子どもの成長には良質なたんぱく質が欠かせません。ローヤルゼリーの主成分はたんぱく質であり、全体の10~15%程度を占めています。(参考元1)
その中でもローヤルゼリーに含まれるたんぱく質の半分以上を占めているのがアピシンです。ローヤルゼリー特有の成分である「R物質」の一つです。
最近の研究でこのアピシンには細胞増殖を促す作用があることが分かっています。ヒトの血球系細胞(※1)にアピシンを添加して培養したところ、5日後には約7倍に増殖することが確認されています。(参考元2)
アピシンによって細胞増殖が促されると、細胞分裂が活発になり新しい細胞が生まれやすくなります。ローヤルゼリーの成長促進作用は主にアピシンがもたらしている可能性があります。
(※1)白血球などの血液中に浮遊している細胞。
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アミノ酸
ローヤルゼリーには体内で合成できない9種類の必須アミノ酸を含め、24種類ものアミノ酸がバランス良く含まれています。
アミノ酸は体内燃焼システムに取り込まれることでエネルギーに変わります。全身の細胞にアミノ酸から作られた豊富なエネルギーが供給されると、細胞が活性化されて細胞分裂が活発になります。
またスレオニンとヒスチジンには成長促進作用があります。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す働きを持つ重要なアミノ酸です。
さらに「BCAA」と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンには、筋たんぱく質の合成を促す働きがあり、筋肉の発達に欠かせないアミノ酸です。
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ビタミンB群
ローヤルゼリーには子どもの成長に欠かせないビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群には食事から摂った炭水化物、脂質、たんぱく質がエネルギーに変わるのを助ける働きがあります。
子どもの成長には豊富なエネルギーが必要です。ビタミンB群によってエネルギー産生効率が高まることで、食事から摂った栄養素を効率良くエネルギーに変換できるようになります。
デセン酸
ローヤルゼリーにはデセン酸(※2)という特有の成分が豊富に含まれています。最近の研究で、デセン酸は女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをすることが分かっています。
エストロゲンは女性らしい体を作るホルモンというイメージがありますが、男性の体内でも重要な働きをしています。思春期の子どもの体内では、エストロゲンが成長板軟骨(※3)に直接働くことで大人の体へと作り変えられます。
また最近の研究で、エストロゲンは思春期の骨の成長に大きく関与していることが分かっています。そのためエストロゲンの欠乏は低身長の原因になるとされています。
デセン酸によってエストロゲンの働きが補われることで、成長促進作用が期待できます。思春期はホルモン分泌が不安定な時期ですが、デセン酸にはホルモンバランスを整える作用があります。
(※2)正式名称は10-ヒドロキシデセン酸。
(※3)骨端軟骨とも呼ばれる成長期の子ども特有の軟骨組織。
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臨床試験によって効果が示されている
ローヤルゼリーの成長促進作用は子どもを対象にした臨床試験によって示されています。
【ローヤルゼリーの効果を示す試験結果】
発達遅延、栄養失調症、貧血などが見られる小児科患者15名にローヤルゼリーを投与しました。その結果、15名中13名で体重増加や食欲の改善が確認されました。(参考元3)
参考元1:効くローヤルゼリーにはワケがある! ローヤルゼリー特別取材班編著 史輝出版
参考元2:ローヤルゼリータンパク質の特徴と機能 ミツバチ科学 19(1):15-22
参考元3:ローヤルゼリーの薬理 ミツバチ科学 16(3):97-104