ローヤルゼリーを購入の際に気を付ける点

ローヤルゼリーは優れた健康食品として根強い人気があり、さまざまな製品が販売されています。とはいえ全てのローヤルゼリーが高品質なわけではありません。
残念ながら一部には杜撰な品質管理を行い、十分な効果が期待できないローヤルゼリーも存在します。低品質なローヤルゼリーを掴まされないために、購入の際は価格や産地を確認しましょう。

ローヤルゼリーを購入する際の注意点

低価格で売られているローヤルゼリーに注意

ローヤルゼリーの生産には高いコストがかかる

ローヤルゼリーの採取は全て手作業で手間と労力がかかります。しかも一つの巣箱から採取できる量は僅か12g程度と言われています。それなのに安く買い取られたら、養蜂家は収入が上がらず続ける意味がなくなるでしょう。
そこで多くのメーカーでは、養蜂家と直接契約を結んで原乳(※1)を高く買い取ることで、質の良いローヤルゼリーを仕入れています。
さらにローヤルゼリーの鮮度を保つためには、原乳を低温に保ったまま工場へ輸送して素早く加工する必要があります。徹底した品質管理を行うためには、管理、輸送、加工、保存、冷凍と全てに高いコストがかかります。

(※1)巣から採取したそのままのローヤルゼリー。

関連記事:ローヤルゼリーの採取方法

品質の良いローヤルゼリーは高価

ローヤルゼリーを購入する方は、品質の良いローヤルゼリーは高価なものだという認識を持ちましょう。健康食品はどうしても安価なものに目がいきがちです。
ですが生産に高いコストがかかるローヤルゼリーは、簡単に製品価格を下げられないことを理解する必要があります。
もちろん高価＝高品質とは限りません。しかし、相場よりも低価格で売られているローヤルゼリーは、杜撰な品質管理を行っている可能性があります。
低品質のローヤルゼリーは劣化によって成分が活性を失っています。いくら費用を安く抑えられても、効果が得られなければ意味がありません。予算に余裕を持ってローヤルゼリーを購入しましょう。

関連記事:ローヤルゼリーの価格

産地がはっきりしないローヤルゼリーは避ける

産地がはっきりしないローヤルゼリーは、低品質なローヤルゼリーの可能性が高いため避けましょう。国内で流通しているローヤルゼリーの99%以上は海外産です。9割強が中国産で、台湾産、タイ産と続いています。
今日では国産のローヤルゼリーはとても希少です。そこで多くのメーカーでは中国など現地の養蜂家と直接契約を結ぶことで、高品質な原乳を仕入れています。
そして現地の工場で加工を行い出荷しています。つまり自社で責任を持って生産したローヤルゼリーなら、どの国のどの地域が産地か明示することができるのです。
逆に言えば産地を明示しないメーカーは、養蜂家がどのような管理でローヤルゼリーを生産しているのか把握しておらず、品質が確かではないということになります。

関連記事:ローヤルゼリーの産地

生ローヤルゼリーは温度に注意する

生ローヤルゼリー(※2)を購入する際は温度に注意しましょう。生ローヤルゼリーは5℃以下で保存する必要があり、冷蔵または冷凍された状態で売られています。
店舗で購入する方は家に持ち帰るまでに、熱の影響を受けて劣化する恐れがあります。ドライアイスを貰うか保冷剤を持参しましょう。
通信販売ならクール便で自宅まで届けてくれるためそのような心配は要りません。ただし宅配業者のミスなどで誤って常温で届くトラブルが起こっています。商品を受け取るときに確認しましょう。

(※2)加工を最小限に抑えて、鮮度を保ったまま素早く5℃以下で冷蔵または冷凍したローヤルゼリー。

関連記事:生ローヤルゼリーの特徴

使われている原材料名を確認する

ローヤルゼリーを購入する前に原材料名を確認しましょう。生ローヤルゼリー以外のサプリメントにはさまざまな原材料が使われています。
製品を安定化する目的で大豆や小麦由来の抽出物や油が使われていることがあるので、大豆や小麦のアレルギーをお持ちの方は注意しましょう。
ドリンクやキャンディーには、味を良くする目的で甘味料が多く使われていることがあります。保存料や人工着色料などの添加物の種類も確認しましょう。

最初は内容量が少なめのローヤルゼリーを選ぶ

最初から大容量のローヤルゼリーを購入するのはお勧めできません。ローヤルゼリーの効果には個人差があり、誰もが効果を実感できるわけではありません。
さらに体質が合わないとアレルギーを引き起こす恐れがあります。生ローヤルゼリーの場合は、味や匂いが受け付けず続かなかったという方もいます。
使い切れずに捨ててしまうなんてことがないように、最初は1ヶ月分程度の内容量が少なめのローヤルゼリーを選ぶと良いでしょう。まとめ買いや定期購入コースの利用は、ローヤルゼリーに慣れてから検討しましょう。

関連記事:ローヤルゼリーが引き起こすアレルギー
関連記事:ローヤルゼリーの酸味と発酵臭