ローヤルゼリーの賢い選び方

成分の含有量や品質管理について十分な情報を集めてから選ぶ

これからローヤルゼリーを摂り始めたいという方が気になるのが選び方です。どのローヤルゼリーが良いのか分からないという方も多いでしょう。
今日では多くのメーカーがローヤルゼリー市場に参入し、さまざまな種類の製品が流通しています。消費者が求めているのは当然のことながら効果が高いローヤルゼリーです。品質や安全性の高さも重要です。
成分の含有量が効果の目安になります。とはいえ成分を多く含んでいるからといって、品質が良く安全とは限りません。ローヤルゼリーは熱や酸素に弱く、品質管理を徹底しないと成分が劣化するからです。
そこで頼りになるのが社団法人「全国ローヤルゼリー公正取引協議会」の公正マークと、メーカーが公開している品質管理についての情報です。十分な情報を集めたうえで自分に合ったローヤルゼリーを選びましょう。

ローヤルゼリーの選び方

形状で選ぶ

ローヤルゼリーは形状によって、生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーに分かれています。

鮮度を重視するなら生ローヤルゼリー

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生ローヤルゼリーのメリットは鮮度の高さです。巣から採取した原乳を低温で工場に輸送し、素早く処理して5℃以下で冷蔵または冷凍保存しているのが特徴です。
採れたての鮮度を保っているので、女王蜂が食べるローヤルゼリーと全く同じ状態で消費者の元に届きます。熱や酸素による劣化がなく成分の活性が保たれています。
鮮度を重視する方は生ローヤルゼリーを選びましょう。ただし生ものなので冷蔵庫で保存する必要があります。

関連記事:生ローヤルゼリーの特徴

摂りやすさを重視するなら乾燥ローヤルゼリー

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乾燥ローヤルゼリーは生ローヤルゼリーの水分を飛ばして粉末状に加工したものです。製法によっては熱が加えられることで、成分が破壊されたり活性を失うことがあります。
生ローヤルゼリーほど高い効果が期待できないという指摘があります。一方で加工のしやすさから、粒剤やカプセルなどさまざまなタイプのサプリメントが市販されています。
常温で保存できるため、いつでもどこでも摂ることができます。ローヤルゼリー特有のクセの強い酸味や発酵臭も気になりません。

関連記事:乾燥ローヤルゼリーの特徴

価格を重視するなら調整ローヤルゼリー

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調整ローヤルゼリーは副原料や添加物が加えられているため純度が低く、あまり高い効果は期待できません。
一方でドリンクやキャンディーなど低価格の製品が多いというメリットがあります。価格を気にせずに気軽にローヤルゼリーを試したいという方にお勧めです。

関連記事:調整ローヤルゼリーの特徴

含有量で選ぶ

ローヤルゼリーを選ぶうえで重要なポイントが含有量です。当然のことながら含有量が多いほど良いローヤルゼリーということになります。
生ローヤルゼリーは純度が100%ですから、含有量を気にする必要はありません。乾燥ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーに換算した量を含有量として表示しています。
内容量と間違えないようによく確認しましょう。一般的なサプリメントは、1日分で1000~3000mg程度を配合しています。
公益財団法人「日本健康・栄養食品協会」では1日500~3000mgを摂取量の目安としていますから、3000mgを上限に含有量が多い製品を選ぶと良いでしょう。

関連記事:ローヤルゼリーの摂取目安量

デセン酸の濃度で選ぶ

ローヤルゼリーにはデセン酸という特有の成分が含まれています。このデセン酸の量が多いほど質の良いローヤルゼリーとされています。
デセン酸は生ローヤルゼリーに豊富に含まれています。とはいえ製品に含まれるデセン酸の量を消費者が知ることはできません。そこで目安となるのが全国ローヤルゼリー公正取引協議会の公正マークです。
デセン酸の濃度について以下の基準を満たす製品にのみ、公正マークの使用を許可しています。製品のパッケージに公正マークが表示されているか確認しましょう。

生ローヤルゼリー   1.40%以上
乾燥ローヤルゼリー 3.85%以上
調整ローヤルゼリー 0.21%以上

なお乾燥ローヤルゼリーは成分が濃縮されています。生ローヤルゼリーよりも多くデセン酸を摂れるわけではありません。

関連記事:ローヤルゼリー特有の成分デセン酸の特徴

高品質なローヤルゼリーを選ぶ

ローヤルゼリーは熱や酸素に触れると、すぐに劣化が始まり成分の活性が失われてしまいます。活性が失われたローヤルゼリーを摂っても効果を得ることはできません。
そこで重要になるのがメーカーが行っている品質管理です。自社で原乳の仕入れと加工を行っているメーカーであれば、品質管理についてWebサイトに情報を掲載しています。
特に重要になるのが温度管理です。ローヤルゼリーの原乳は5℃以下に保った状態で工場に輸送し、素早く加工する必要があります。どのような温度管理を行っているか確認しましょう。
品質管理について情報を掲載していないメーカーは、原乳の仕入れや加工を他のメーカーに行わせ、完成した製品の販売だけを行っている可能性があります。そのようなメーカーが販売する製品は、品質保証が十分でないため避けましょう。

安全なローヤルゼリーを選ぶ

ローヤルゼリーは食品ですから出来るだけ安全なものを選びたいものです。とはいえ製品の安全性については、消費者に見えにくいためなかなか判断ができません。
全国ローヤルゼリー公正取引協議会では、安全性や衛生面、表示成分に間違いがないかなどについて細かな検査を行っています。
さらに加工施設の設備や従業員の衛生管理などについても、基準を満たしているか厳しく審査しています。製品のパッケージに公正マークが表示されているか確認しましょう。

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