花粉症の方にローヤルゼリー
免疫力を高めて花粉症の症状を緩和するローヤルゼリー
優れた健康食品として知られるローヤルゼリーには、抗アレルギー作用が認められています。日本人の4人に1人が発症すると言われる「花粉症」に対する効果も期待されています。
花粉症の原因は異常な免疫反応です。本来は無害である花粉に対して、ウイルスや細菌から体を守っている免疫細胞が誤作動を起こすと、大量の抗体(※1)が作られて自らの体を攻撃します。
そこで花粉などのアレルゲンの侵入を防ぐために分泌されるのが「IgA抗体」です。ところがアレルギー疾患を起こしやすい人は、このIgA抗体の量が少ない傾向にあります。
ローヤルゼリーには免疫力を高める作用があり、IgA抗体の量を増やすことが分かっています。その結果として、花粉による異常な免疫反応が抑制されて、症状の緩和に繋がる可能性があります。
(※1)体内に侵入した細菌やウイルスなどを追い出すために、免疫細胞が作り出す対抗物質。
花粉症の症状を抑えるIgA抗体
花粉症は口や鼻から吸い込んだ花粉が粘膜の内側に侵入することで引き起こされます。そこで重要になるのがIgA抗体の働きです。
私たちの体には病原体やアレルゲンなどの異物から身を守る免疫システムが備わっています。この免疫システムを支えているのが白血球である免疫細胞です。
IgA抗体は免疫細胞が分泌し、唾液や腸管粘液など体内のさまざまな場所に存在します。IgA抗体は花粉などの異物にくっついて包み込むことで、粘膜の内側への侵入を防ぎます。
つまり花粉症の症状を抑えるためには、IgA抗体の量を増やして粘膜で花粉をブロックする必要があります。
花粉症に対する効果が期待されているローヤルゼリー
免疫力を高めて花粉症の症状を緩和する
ローヤルゼリーには抗アレルギー作用があるという報告があります。これはローヤルゼリーを摂ることで免疫細胞が活性化されて、免疫力が高まるためと考えられています。
最近の研究でローヤルゼリーにはIgA抗体の量を増やす働きがあることが分かっています。さらに小腸で働く「M細胞」という免疫細胞を増やす働きが期待されています。
IgA抗体の量が増えると、粘膜の内側に花粉が侵入しにくくなります。M細胞の数が増えると、体内に吸い込まれた花粉に対するIgA抗体の反応性が向上します。
ローヤルゼリーによって免疫力が高まることで、異常な免疫反応が引き起こすくしゃみや鼻水などの症状の緩和に繋がる可能性があります。
関連記事:ローヤルゼリーで免疫力を高める
自律神経を整えて鼻水やくしゃみを緩和する
自律神経のバランスが乱れると花粉症の症状が酷くなる
花粉症対策として欠かせないのが自律神経の安定です。私たちの体のあらゆる生理作用は自律神経がコントロールしています。
自律神経には「交感神経」(※1)と「副交感神経」(※2)があり、必要に応じて自動的に切り替えることで体の機能を維持しています。
ところが強いストレスなどが原因で自律神経のバランスが乱れると、この切り替えが上手くできなくなります。副交感神経が強く働きすぎると過剰な免疫反応が起こります。
このときに鼻が花粉を吸い込むと、異物を排除しようと粘膜から大量の粘液が作られて、鼻水やくしゃみが酷くなります。
(※1)緊張や興奮を感じたときに優位になる自律神経。
(※2)心身が落ち着いたときに優位になる自律神経。
副交感神経を抑制して症状を緩和する
市販の抗アレルギー薬には鼻水やくしゃみの症状を抑える目的で、自律神経の働きを調整する成分が配合されています。
同じ効果がローヤルゼリーにも期待できます。ローヤルゼリーには自律神経系に大きく関与しているアセチルコリンを作り出すコリンが含まれています。
コリンからアセチルコリンが作られると、自律神経を司る脳の「視床下部」の抵抗力が強まりストレスを軽減すると考えられています。
ローヤルゼリーによって自律神経が整えられることで、副交感神経が強く働くのが抑えられ、鼻水やくしゃみの緩和に繋がります。
関連記事:自律神経を整えるローヤルゼリー
プロポリスと併用すると効果的
花粉症の方はローヤルゼリーとプロポリスを併用すると良いでしょう。ローヤルゼリーには免疫力を高める作用があり、IgA抗体の量を増やして花粉が粘膜の内側に侵入するのを防いでくれます。
一方のプロポリスには、鼻水やくしゃみを引き起こすヒスタミン、鼻詰まりを引き起こすロイコトリエンという物質の放出を抑える働きがあります。
ローヤルゼリーとプロポリスを一緒に摂ることで、より花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。
関連記事:花粉症がやわらぐ?