スポーツをする方に嬉しいローヤルゼリーの効果
ローヤルゼリーは体に必要な40種類以上の栄養素をバランス良く含んでいます。スポーツなどで激しく体を動かす方にお勧めの食品です。
丈夫な体作りに欠かせないのが、筋肉を作る材料として使われるたんぱく質と、体を動かすエネルギー源として利用されるアミノ酸です。ローヤルゼリーにはたんぱく質とアミノ酸が豊富に含まれています。
さらに傷の治りを早めたり、免疫力を高める効果も期待されています。激しい運動は体に大きな負担をかけます。栄養満点のローヤルゼリーを摂って体をケアすると良いでしょう。
ローヤルゼリーはスポーツをする方の健康維持に有効
運動後の疲労回復を促す
ローヤルゼリーには24種類ものアミノ酸が含まれています。アミノ酸は体内燃焼システムに取り込まれることで、体を動かすエネルギーに変わります。
アミノ酸から作られたエネルギーが筋肉を構成する細胞に供給されることで、運動後の疲労回復を促す効果が期待できます。
さらにローヤルゼリーにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸には、食事から摂った炭水化物、脂質、たんぱく質がエネルギーに変わるのを助ける働きがあります。
体内のエネルギー産生効率が高まることで、激しい運動を行っても疲れが溜まりにくくなります。運動のパフォーマンス向上にも繋がります。
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筋肉を増強する
ローヤルゼリーには筋肉を増強する効果が期待されています。筋肉を作っているのは20種類のアミノ酸です。
ローヤルゼリーにはこのうちの19種類が含まれています。ローヤルゼリーから摂ったアミノ酸は小腸から吸収されて、肝臓に送られてたんぱく質が合成されます。
このたんぱく質が血流に乗って全身に運ばれることで筋肉が作られます。特にバリン、ロイシン、イソロイシンは「BCAA」とも呼ばれていて、筋肉の増強に欠かせません。
BCAAを摂ることで筋たんぱく質の合成がより促進されます。ローヤルゼリーにはこのBCAAが豊富に含まれています。
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傷の治癒を促す
スポーツには怪我がつきものです。ローヤルゼリーには抗炎症作用があり、傷の治癒を促す効果が期待されています。
傷の治癒はMMP-9という酵素が重要な役目を担っています。この酵素は皮膚の表面を構成する角化細胞(ケラチノサイト)から作られます。
そこでヒトの角化細胞にローヤルゼリーを添加して観察したところ、ローヤルゼリーの添加量が多いほどMMP-9が活発に働くことが確認されました。
さらに人工的に創傷を与えた角化細胞でローヤルゼリーの効果を調べたところ、創傷が閉じるのが促進されることが確認されました。
これまでの研究では、ローヤルゼリーに含まれるペプチド(※1)が傷の治癒を促していることが分かっています。(参考元1)
(※1)アミノ酸が数個繋がった物質。
免疫力の低下を防ぐ
アスリートは免疫力が低下しやすい
厳しいトレーニングによって丈夫な肉体を鍛えあげたアスリートは免疫力が高いと思いがちです。
しかし、実際には激しい運動を行うと体に大きな負担がかかり、免疫力が低下することが分かっています。アスリートが競技の前後に風邪を引いた話をたまに耳にします。
マラソンなど激しい運動を行った人は、運動しなかった人に比べて2~6倍風邪の罹患率が増加したという報告があります。(参考元2)
免疫細胞を活性化するローヤルゼリー
ローヤルゼリーには抗アレルギー作用や抗菌作用が認められていて、免疫力を高める効果が期待されています。
私たちの体にはウイルスや細菌などの病原体から身を守る免疫システムが備わっています。この免疫システムを動かしているのが免疫細胞です。
ローヤルゼリーを摂ると免疫細胞が活性化されて、「IgA」という抗体(※2)の分泌量が増えることが確認されています。
IgA抗体は唾液、腸管粘液、気管支粘液に多く含まれていて、ウイルスや細菌にくっつき包み込むことで無力化する働きがあります。
ウイルスや細菌が粘膜の内側に侵入するのを防ぐことで感染を予防します。これにより激しい運動をする方が罹りやすい風邪やインフルエンザの予防に繋がります。
(※2)体内に侵入したウイルスや細菌に対抗して分泌される物質。
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参考元1:山田養蜂場 みつばち研究助成基金 | 研究成果のご紹介
参考元2:S Afr Med J. 1983;64:582-4