ローヤルゼリーと一緒に摂ると良いもの
優れた健康食品として知られるローヤルゼリーは、単独で摂っても効果を実感できますが、相性が良い成分と一緒に摂るとより効果的です。
アンチエイジング効果を期待する方はビタミンCやビタミンE、血中コレステロール値が気になる方はDHA・EPAと一緒に摂ると良いでしょう。
また自律神経の乱れが気になる方はレシチン、更年期の女性には大豆イソフラボンとの併用がお勧めです。これらの成分はローヤルゼリーの働きを補ってくれるため、併用することで相乗効果が期待できます。
ローヤルゼリーと一緒に摂ると良い成分
ビタミンC
ビタミンCには優れた抗酸化作用(※1)があり、体内の余分な活性酸素(※2)を除去してくれます。ローヤルゼリーに含まれているペプチド(※3)にも抗酸化作用が認められています。
一緒に摂ることでさらに活性酸素に対する防御力が高まり、アンチエイジング効果が期待できます。また「風邪の予防にはビタミンC」とよく言われますが、ビタミンCを摂ると免疫力が高まり風邪などの感染症予防に繋がります。
ローヤルゼリーにも免疫力を高める働きがあり、一緒に摂ることでウイルスや細菌への抵抗力が高まります。
(※1)細胞の酸化を防ぐ働き。
(※2)強い酸化作用を持つ酸素。免疫力の強化など体に良い働きもするが、増えすぎると細胞を傷つけて老化を促進する。
(※3)数個のアミノ酸が繋がった物質。
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ビタミンE
ビタミンEとローヤルゼリーは相性抜群の組み合わせです。ビタミンEにはビタミンCと同様に優れた抗酸化作用があり、脂質の酸化を防ぐ働きが期待できます。
血中悪玉コレステロールの酸化によって引き起こされる「動脈硬化」の予防に有効です。なおビタミンEは単独では抗酸化作用を発揮せず、逆に脂質の酸化を促進する性質があります。
ビタミンEが体内で正常に働くためには、他の抗酸化物質と併用する必要があります。ローヤルゼリーを摂ることでビタミンEが持つ抗酸化作用を引き出すことができます。
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DHA・EPA
青魚に豊富に含まれるDHA・EPAには、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。ドロドロした血液をサラサラした血液に変えてくれます。
一方のローヤルゼリーには悪玉コレステロールと中性脂肪を減らす、メチオニン、タウリン、パントテン酸などが含まれています。
さらに「脂質異常症」の原因である「リポたんぱく質(※4)」の分泌を抑制する作用があることが分かっています。DHA・EPAとローヤルゼリーを一緒に摂ることで、血流が整えられて脂質異常症や動脈硬化の予防に繋がります。
(※4)肝臓から分泌されて血液に溶け込む粒子状のたんぱく質。
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レシチン
大豆や卵黄に含まれるレシチンにはコリンという成分が豊富に含まれています。コリンは自律神経系に大きく関与しているアセチルコリンの材料です。
ローヤルゼリーにもコリンが含まれています。ですからレシチンとローヤルゼリーを一緒に摂ることで、よりアセチルコリンの生成が促されます。
脳が強いストレスを感じると、自律神経が乱れてさまざまな不調が引き起こされます。アセチルコリンは自律神経をコントロールしている脳の「視床下部」の抵抗力を高めて、ストレスを緩和すると考えられています。
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大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをする成分として知られています。ローヤルゼリーに豊富に含まれるデセン酸(※5)にも同じ働きがあります。
女性は更年期に入ると、卵巣の衰えによってエストロゲンの分泌量が急激に低下します。体内のエストロゲンが不足することで、ホルモンバランスが乱れやすくなり「更年期障害」を発症します。
大豆イソフラボンとデセン酸によってエストロゲンの働きが補われると、ホルモンバランスの乱れが改善されます。倦怠感、不眠、めまい、冷え性、肩こりといった更年期の症状が緩和されます。
(※5)正式名称は10-ヒドロキシデセン酸。
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プロポリス
同じミツバチ食品であるプロポリスとローヤルゼリーは相性の良い組み合わせです。どちらにも抗酸化作用があり、一緒に摂ることで老化の抑制に繋がります。
さらにプロポリスには「花粉症」の症状を軽減する効果が期待されています。一方のローヤルゼリーには花粉を粘膜でブロックする「IgA抗体」の量を増やす働きが認められています。
またプロポリスとローヤルゼリーには、インスリン(※6)が効きにくい状態を改善する作用があり、「糖尿病」の予防に有効です。
(※6)血糖値を調整する目的で膵臓から分泌されるホルモン。
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