ローヤルゼリーの摂取目安量
1日の摂取目安量は500~3000mg
滋養強壮や生活習慣病を予防する効果が期待されているローヤルゼリーは、サプリメントから気軽に摂れる健康食品です。そこで気になるのが1日の摂取目安量です。
摂取量が少なすぎると十分な効果が得られません。逆に多すぎると副作用などのリスクを高めてしまいます。ローヤルゼリーは医薬品ではないため摂取量は決まっていません。
公益財団法人「日本健康・栄養食品協会」では1日あたり500~3000mgを目安としています。かなり幅があるため、体の大きさや体調を考慮したうえで自分に合った摂取量を導き出しましょう。
ベストな摂取量を導き出す
たくさん摂れば効果が倍増するわけではない
ローヤルゼリーの摂取量が少なすぎると十分な効果を得ることができません。だからといってとにかくたくさん摂れば良いというものでもありません。
「ローヤルゼリーは体に良いのだから、たくさん摂れば良いのでは」と考える方もいますが、たくさん摂ったからといって効果が倍増するわけではないのです。
1日500~3000mgが目安
ローヤルゼリーは医薬品ではないため摂取量は決まっていませんが、日本健康・栄養食品協会では1日あたり500~3000mgを目安としています。
つまりこの量よりも少なければ不足していることになり、多ければ過剰摂取ということになります。とはいえこの目安量はかなりの幅があります。
十分な効果を得るために必ずしも3000mg摂る必要はなく、目安量の中間くらいの摂取でも十分とされています。
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正しい答えはない
日本健康・栄養食品協会が提示する500~3000mgという量は、あくまで参考に過ぎません。健康食品であるため「1日○錠まで」などと細かな摂取量を記載する義務もありません。
とはいえ多くのサプリメントには1日の摂取目安量が記載されています。ですがこれもあくまでそのメーカーが推奨する量に過ぎません。完全に正しい答えはどこにもないのです。
ベストな摂取量は人それぞれ異なる
ローヤルゼリーには重篤な副作用はなく、多少摂り過ぎても問題はないとされています。そのため摂取量は自分で決めることになります。
ローヤルゼリーの効果を実感できる摂取量には個人差があります。特に目立った不調を抱えていない方が、健康維持や病気予防を目的に摂るなら少ない摂取量でも十分な効果が実感できます。
逆に症状の改善が目的なら多めに摂る必要があります。また80kgの方と50kgの方では同じ摂取量でも効果に違いが出る可能性があります。体の大きさや体調を考慮して、自分に合ったベストな摂取量を導き出しましょう。
少しずつ摂取量を増やすと良い
ローヤルゼリーの摂取量が決められていないからといって、最初から目安量の上限である3000mg摂るのはあまりお勧めできません。
ローヤルゼリーは適切に摂取する限り、安全性の高さが認められています。しかし、いくら目安量の範囲内でも最初から上限量を摂ると、体を刺激してしまう恐れがあります。
「天然食品なのだから体に優しいはず」とついつい思いがちですが、どんな食品でも摂取量が多いほど胃腸に負担がかかります。
そこで最初は目安量の下限から中間くらいの摂取に抑えて、まず2週間程度様子をみましょう。そのうえで思うような効果が実感できなかった方は、3000mgを上限に摂取量を少しずつ増やしていくと良いでしょう。
成分を濃縮したローヤルゼリーは摂取量に注意が必要
ローヤルゼリーの摂取目安量は「生ローヤルゼリー換算量」です。ローヤルゼリーは加工方法によって、生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーに分かれています。
生ローヤルゼリーは不純物を取り除くろ過以外の一切の加工を行っていないため、成分に変化がなくほぼ自然な状態が維持されています。
乾燥ローヤルゼリーは水分を飛ばして乾燥させているため成分が濃縮されています。調整ローヤルゼリーは生または乾燥ローヤルゼリーから作られるため、成分が濃縮されている可能性があります。
製品に含まれるローヤルゼリーの量は、生ローヤルゼリーに換算して摂取量が適切であるか判断する必要があります。ローヤルゼリーを摂取する際は、内容量ではなく生ローヤルゼリー換算量を確認しましょう。
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摂り続けることが重要
ローヤルゼリーの効果を実感するためには、摂取量よりも毎日摂り続けることが重要です。一度にまとめて摂るよりも、少量でも習慣的に摂ったほうが効果が期待できます。
またローヤルゼリーには即効性がありません。効果を実感するためにはある程度の期間摂り続ける必要があります。まずは2週間試してみて、体調に問題がなければ習慣的に摂り続けましょう。