ローヤルゼリーで脂質異常症を予防する

リポたんぱく質の分泌を抑制して脂質異常症を予防するローヤルゼリー

ローヤルゼリーには生活習慣病を予防する効果が期待されています。血液中のコレステロールや中性脂肪の数値が高い「脂質異常症(高コレステロール血症)」にも有効です。
血液には肝臓から分泌された「リポたんぱく質」という粒子状の成分が溶け込んでいます。脂質異常症はこのリポたんぱく質が過剰に分泌されることが原因の一つです。
これまでの研究で、ローヤルゼリーにはこのリポたんぱく質の分泌を抑制する作用があることが分かっています。
詳しいメカニズムは明らかになっていませんが、脂質の代謝に関係するアミノ酸やビタミンB群が関与していることが考えられます。
脂質異常症は「動脈硬化」や「血栓症」の原因でもあります。血中コレステロール値が気になる方は、ローヤルゼリーを摂って脂質異常症の予防に努めましょう。

善玉コレステロールと悪玉コレステロールの役割

脂質異常症は単にコレステロール値が高い状態だけを指すのではなく、「善玉コレステロール(HDL)」が少ない状態も該当します。
コレステロールと聞くと脂質をイメージするため、体に悪いものだからとにかく減らせば良いと思いがちです。しかし、善玉コレステロールには全身の余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ働きがあります。
肝臓に運ばれたコレステロールは胆汁として分泌されるか、代謝されて胆汁酸として体内で利用されてから一部は排泄されます。
一方の「悪玉コレステロール(LDL)」は肝臓内のコレステロールを全身に運ぶため、血液をドロドロにしてしまいます。

ローヤルゼリーに含まれる脂質異常症に有効な成分

ローヤルゼリーにはアミノ酸やビタミンB群が豊富に含まれています。これらの成分は脂質の代謝に関係しているため、脂質異常症の予防に有効です。

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アミノ酸

ローヤルゼリーには24種類ものアミノ酸がバランス良く含まれています。メチオニンには脂質の代謝を促進し、血中総コレステロール値を下げる働きがあります。
タウリンにはコレステロールの分解を促進する作用があることが分かっています。血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすことで、全体的には総コレステロール値を下げてくれます。
特にメチオニンは体内で合成できない必須アミノ酸です。栄養バランスの偏りが気になる方はローヤルゼリーから摂ると良いでしょう。

ビタミンB群

ローヤルゼリーにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸は脂質の代謝に関係しています。
その中でもパントテン酸には、血液中の中性脂肪と悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があることが分かっています。

マグネシウム

健康維持にはマグネシウム、カリウム、ナトリウムをバランス良く摂取する必要があります。特にマグネシウムが欠乏すると脂質異常症のリスクを高めるとされています。
また最近の研究では、マグネシウムに血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させる可能性があることが分かっています。

臨床試験によって効果が示されている

リポたんぱく質の分泌を抑制する

脂質異常症を引き起こす原因の一つにリポたんぱく質の過剰な分泌が挙げられます。リポたんぱく質は肝臓から分泌されます。
そこでヒト肝臓由来の細胞を培養したものにローヤルゼリー1mgを加えて、細胞内で分泌されるリポたんぱく質の量を調べました。
その結果、細胞内のリポたんぱく質の量が1/5に抑制されることが確認されました。(参考元1)

血中コレステロール値を引き下げる

さらに実際に人間の体内でもコレステロール値を引き下げる効果があるのか、成人男女を対象に臨床試験を行いました。

【ローヤルゼリーの効果を示す試験結果】

健康な成人男女15人を二つのグループに分けて、そのうち7人にローヤルゼリーを1日6g、4週間摂ってもらいました。飲用開始前と試験終了後には血液検査を行って数値を測りました。
その結果、ローヤルゼリーを摂ることで、総コレステロール値が6%、悪玉コレステロール値が9.1%減少することが確認されました。(参考元2)

参考元1:ローヤルゼリー 明らかになる健康機能～最新研究ダイジェスト | ローヤルゼリー | 山田養蜂場のみつばち健康科学研究所
参考元2:「健やかに」2013年12月号 血液・血管の健康とローヤルゼリー研究 『血管力』が健康長寿のカギを握る| 「健やかに」発刊録 | 山田養蜂場のみつばち健康科学研究所