ローヤルゼリーの安眠効果
睡眠促進ホルモンの分泌を促して安眠へ導くローヤルゼリー
ローヤルゼリーは「万病に効く万能薬」と呼ばれています。日本人の5人に1人が実感している睡眠不足を解消する効果が期待されています。
睡眠は心身を休ませて疲れを取り、脳が記憶を整理する重要な時間です。睡眠時間が不足したり熟睡できないと、翌日に疲れが残り日中の活動に支障が出ます。
そこで安眠効果をもたらす重要な役目を担っているのが、睡眠促進ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」です。
ローヤルゼリーにはこのメラトニンの材料となるアミノ酸が含まれています。さらに自律神経を整えてストレスを軽減することで、不眠を予防する効果も期待できます。
「眠りにつくまで時間がかかる」「夜中に目が覚めてしまう」「睡眠の質が悪く疲れが取れない」という方は、ローヤルゼリーを活用すると良いでしょう。
睡眠を促すセロトニンとメラトニンの役割
セロトニン
幸せホルモンという名前で知られる「セロトニン」は、神経伝達物質(※1)の一つです。ドーパミン、ノルアドレナリンとともに感情や精神に大きな影響を与えています。
セロトニンはストレスや緊張を感じたときに分泌され、精神を安定させる作用があります。そのためセロトニンが不足すると心や感情を安定させることができなくなります。
その影響でストレスや疲れが溜まり、不眠などの睡眠障害の原因になります。このセロトニンの材料が必須アミノ酸(※2)の一つであるトリプトファンです。
(※1)興奮または沈静の情報を他の神経細胞に伝達する物質。
(※2)体内で合成できない体に不可欠なアミノ酸。
メラトニン
メラトニンは脳の奥深くの松果体という器官から分泌されるホルモンです。夜間に分泌量が増加して脳が自然に眠気を感じるように導きます。
私たちが毎晩のように自然に眠りにつけるのはメラトニンが働くおかげです。メラトニンが不足すると脳が眠気に鈍感になり不眠に繋がります。メラトニンはセロトニンを材料に作られます。
ローヤルゼリーに含まれる安眠効果をもたらす成分
ローヤルゼリーには40種類以上の豊富な成分が含まれています。アミノ酸を中心に睡眠不足を解消して安眠効果をもたらす成分が多く含まれています。
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アミノ酸
ローヤルゼリーには24種類ものアミノ酸が含まれています。摂取したアミノ酸は体内燃焼システムに取り込まれてエネルギーに変わります。
アミノ酸から作られたエネルギーが全身に供給されることで、疲労回復が促されます。体の疲れが取れるとストレスが軽減されて不眠の解消に繋がります。
さらにローヤルゼリーには睡眠に欠かせないトリプトファンが含まれています。トリプトファンはセロトニンを作る材料です。セロトニンからメラトニンが生成されることで、安眠効果が得られます。
必須アミノ酸であるトリプトファンは食事から摂る必要があります。栄養バランスの偏りが気になる方は、ローヤルゼリーから摂ると良いでしょう。
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糖質
ミツバチが集めた花粉から生成されるローヤルゼリーには、はちみつほどではありませんが糖質が比較的多く含まれています。
糖質は体内でエネルギー源として利用されます。その中でもブドウ糖は脳が唯一利用できる栄養源です。
ローヤルゼリーからブドウ糖を摂ることで脳の疲れが取れて、眠りにつきやすくなります。
コリン
コリンは自律神経系に大きく関与しているアセチルコリンの材料です。自律神経には「交感神経」(※3)と「副交感神経」(※4)があります。私たちはこの二つの自律神経を必要に応じて自動的に切り替えることで、体の機能を維持しています。
ところが強いストレスなどが原因で自律神経のバランスが乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えなくなります。
交感神経が強く働き過ぎると緊張状態が続いて眠りにつくことができません。逆に副交感神経が優位になると、心身がリラックス状態に導かれてセロトニンの分泌が促されます。
コリンから生成されるアセチルコリンは自律神経の中枢である脳の視床下部を活性化し、ストレスを軽減すると考えられています。
自律神経の乱れが整えられることで、眠りにつく時間に副交感神経が優位になり、不眠の解消に繋がります。
(※3)緊張や興奮を感じたときに優位になる自律神経。
(※4)心身が落ち着く夜間に優位になる自律神経。
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臨床試験で効果が示されている
ローヤルゼリーの安眠効果は睡眠障害の人を対象にした臨床試験によって示されています。
- 【ローヤルゼリーの効果を示す試験結果】
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睡眠障害を抱える高齢者と更年期の女性に、冷凍ローヤルゼリー300mgに少量のはちみつを混ぜたものを1日2回100日間摂ってもらいました。
その結果、80%の方が睡眠障害の自覚症状が改善されたことが確認されました。(参考元1)
参考元1:「健やかに」2014年7月号 「蜂の子」の実力を紹介!耳鳴り・めまいの原因にもなる加齢性難聴は早めの予防・改善を! | 「健やかに」発刊録 | 山田養蜂場のみつばち健康科学研究所